孤独死現場の特殊清掃について コラム
2024/11/10
孤独死現場の特殊清掃の現場での取り組み
札幌で特殊清掃と遺品整理業務を担当しております、由和サービスです。本日は、札幌市内で発生した孤独死現場の特殊清掃についての体験をご紹介させていただきます。孤独死の増加により、特殊清掃の重要性が増していますが、その現場での実際の作業の厳しさや危険性、また使用する特殊な機材や薬品についても詳しくお伝えいたします。この記事を通じて、私たちの業務への理解が少しでも深まれば幸いです。
孤独死の特殊清掃とは
特殊清掃は、通常の清掃業務と異なり、遺体が長期間発見されずに放置された場所や、人体に関わる異常な汚れが発生した現場を清掃する専門的な業務です。特に孤独死現場では、腐敗が進んだ状態での作業が必要になるため、一般的な清掃と比較してかなりの負担がかかります。
孤独死現場の清掃には、遺品整理やご遺族への配慮も含まれることが多いため、単に物理的な汚れを取り除くだけでなく、心のケアや配慮も必要です。こうした現場での経験から、私たちは「清掃」と「心のケア」の両面からご遺族を支えることを心掛けています。
特殊清掃の大変さ
特殊清掃の現場で一番大変なのは、やはり現場の衛生状態と、腐敗臭への対応です。長期間発見されなかった場合、遺体から発生する体液やガスにより、床や壁、家具などが著しく汚染されてしまいます。この状態を清掃するには、ただ汚れを拭き取るだけでは不十分で、専用の機材や薬品を駆使して臭いや細菌を除去する必要があります。
また、精神的な負担も大きい仕事です。孤独死現場の多くは、長い時間誰にも見つけてもらえなかった場所であり、その寂しさを感じながらの作業は非常に辛いものです。それでも、故人やご遺族の方々のために、全力で現場を元の状態に戻すことが私たちの使命であると感じています。
特殊清掃の危険性
特殊清掃には、健康リスクが伴います。例えば、腐敗が進んだ遺体からは様々な細菌やウイルスが発生するため、感染の危険性があるのです。そのため、作業時には防護服やマスク、ゴーグルなど、感染を防ぐための徹底した防護対策が必須です。また、現場には鋭利なガラス片や金属片が残されていることも多く、細心の注意を払って作業を進めなければなりません。
こうした危険性から、私たちは毎回、現場のリスクを評価し、適切な装備を整えて作業に臨んでいます。常に安全第一を心掛け、万が一の事故や感染リスクを回避するため、徹底した準備が必要です。
オゾン発生機による消臭・除菌
弊社は世界が誇る パンサーを使用
孤独死現場での清掃において特に重要なのが、腐敗臭の除去と菌の除去です。そこで活躍するのが「オゾン発生装置」です。オゾンは強力な酸化作用を持っており、臭いの原因となる分子や細菌を分解してくれるため、孤独死現場の消臭には非常に効果的です。
オゾン発生装置を使用することで、悪臭を元から分解し、消臭効果を長時間維持することが可能です。機材を使用する時間や強度も現場ごとに調整し、最適な環境で作業を行うことが求められます。オゾンによる消臭は強力ですが、扱いには知識と技術が必要で、作業中は換気の管理や安全対策を徹底しています。
特殊清掃で使用する薬品
特殊清掃の現場では、専用の薬品が多数使用されます。例えば、血液や体液の痕跡を取り除くための洗浄剤や、腐敗臭を中和するための消臭剤、菌を除去するための殺菌剤などが挙げられます。これらの薬品は、一般家庭用の清掃道具では対応しきれない汚染物質にも効果的で、確実に汚れを取り除くことが可能です。
しかし、薬品の取り扱いには注意が必要です。使用量や濃度を間違えると、現場の素材を傷めてしまったり、作業員に健康被害が及ぶ可能性があります。そのため、薬品の使用には正しい知識と経験が必要です。私たちは、各薬品の特性を把握し、現場の状態に応じた適切な使用方法を心がけています。
まとめ
札幌での特殊清掃業務は、日々大変な作業が続きますが、私たちは故人やご遺族の方々のために心を込めて作業を行っています。孤独死が増加する中で、私たちの業務の重要性はますます高まっており、清掃を通じて地域社会に貢献していくことを目指しています。
特殊清掃の現場は決して簡単なものではありませんが、プロフェッショナルとしての知識と経験を活かし、一つひとつの現場に誠実に向き合っています。今後も札幌での特殊清掃・遺品整理に関わる情報を発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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