遺品整理業者が教える年末掃除やり方

遺品整理業者が実際使っている年末掃除におすすめ！アルカリ洗剤と酸性洗剤の徹底活用術

 

年末の大掃除は一年の汚れを一掃する絶好のタイミングです。しかし、汚れの種類によって適した洗剤を選ばなければ、思ったように落とせないこともあります。家庭でできる大掃除を効率よく進めるには、アルカリ洗剤と酸性洗剤をうまく使い分けることが重要です。この記事では、それぞれの特徴と、汚れの種類に応じた具体的な使い方、さらに応用テクニックまで詳しく解説します。

 

1. アルカリ洗剤：油汚れや皮脂汚れに抜群の効果

 

アルカリ洗剤の特徴

 

アルカリ洗剤は、酸性汚れ（油や皮脂、食べ物のこびりつき）を分解するのに効果的です。キッチンやリビング、家具の掃除など、広範囲で使える万能洗剤といえます。

 

アルカリ洗剤の種類

1. 重曹

環境に優しい天然素材で、軽い油汚れや臭い取りに最適です。

2. セスキ炭酸ソーダ

重曹よりもアルカリ性が強く、頑固な油汚れに効果的。スプレーにして使いやすいのも特徴です。

3. キッチン用洗剤（市販品）

家庭用アルカリ洗剤として、マジックリンなどのスプレータイプが一般的です。

 

アルカリ洗剤の使い方（具体例）

 

(1) 換気扇の掃除

換気扇には長年蓄積された頑固な油汚れがついています。

• 準備: セスキ炭酸ソーダを水に溶かし（500mlの水に小さじ1）、スプレーボトルに入れる。

• 手順:

1. 換気扇カバーやフィルターを外し、セスキスプレーをたっぷり吹きかける。

2. 汚れが浮き上がるまで15分ほど放置。

3. スポンジでこすり、水でよく洗い流す。

4. 拭き取って乾かします。

 

(2) コンロ周りの掃除

焦げ付きや油汚れが目立つコンロ周りにも効果的。

• 手順:

1. 重曹ペースト（重曹を水で練ってペースト状に）を汚れ部分に塗る。

2. 数分置いてからスポンジでこすり、湿らせた布で拭き取る。

3. 焦げ付きがひどい場合は、重曹ペーストをラップで覆い、さらに時間を置くと効果的。

 

(3) 床の手垢汚れやヤニ汚れ

• 手順:

1. セスキ炭酸ソーダ水を雑巾にスプレーして、汚れ部分を拭き取る。

2. 頑固な部分は軽くこすり、仕上げに乾拭きする。

 

2. 酸性洗剤：水垢や石鹸カスを徹底除去

 

酸性洗剤の特徴

 

酸性洗剤は、アルカリ性汚れ（水垢、尿石、石鹸カスなど）を中和して効果的に落とします。特にトイレや浴室、蛇口周りの掃除に適しています。

 

酸性洗剤の種類

1. クエン酸

天然由来の酸性洗剤で、水垢や石鹸カスに効果的。

2. お酢（酢酸）

トイレや金属部分の汚れに便利で、手軽に使える家庭の定番品。

3. サンポール

トイレ用の酸性洗剤で、頑固な尿石や黄ばみに特化しています。

 

酸性洗剤の使い方（具体例）

 

(1) トイレの尿石除去

トイレの黄ばみや尿石汚れは酸性洗剤で徹底掃除。

• 準備: サンポールやクエン酸スプレーを使用。

• 手順:

1. サンポールを汚れ部分に直接かける。

2. 数分放置してブラシでこすり、しっかり水で流す。

3. 定期的にクエン酸水を使うと、汚れの予防効果もあります。

 

(2) 浴室の水垢や石鹸カス掃除

• 手順:

1. クエン酸を水に溶かしてスプレー（200mlの水に小さじ1）。

2. 浴槽や蛇口周りにスプレーし、10分放置。

3. スポンジでこすり、シャワーで洗い流す。

 

(3) 蛇口や金属部分の掃除

• 手順:

1. クエン酸スプレーを吹きかけ、柔らかい布で拭く。

2. サビ汚れがある場合は、クエン酸を湿布のように汚れに貼り付け、30分ほど置くと効果的。

 

3. 注意点と応用テクニック

 

混ぜてはいけない！危険な組み合わせ

• アルカリ洗剤と酸性洗剤を混ぜると、有毒なガスが発生する可能性があります。

• 例: 塩素系漂白剤 × 酸性洗剤 → 有毒な塩素ガス

 

素材への影響に注意

• 酸性洗剤は大理石やアルミニウムなどを傷めることがあります。必ず素材に適した洗剤を選びましょう。

 

換気を徹底

• 洗剤を使用する際は必ず窓を開け、換気扇を回してください。

 

4. アルカリ洗剤と酸性洗剤の併用テクニック

 

汚れが混在する場合は、以下の順番で使うと効果的です。

1. アルカリ洗剤で油分を除去

→ まず油汚れを落として表面をきれいにします。

2. 酸性洗剤で水垢や石鹸カスを除去

→ 油分がない状態で、水垢や石鹸カスをしっかり落とします。

 

5. まとめ

 

年末掃除を成功させるには、汚れに合わせて洗剤を使い分けることが重要です。アルカリ洗剤はキッチンや手垢の汚れに、酸性洗剤はトイレや浴室の水垢に最適です。これらを正しく使い、注意点を守りながら掃除を進めることで、家全体がピカピカになります。今年の大掃除は、アルカリ洗剤と酸性洗剤を駆使して効率よく進めてみましょう！

 

由和サービスは業者アルカリ電解水を使用しています。市販のアルカリ電解水とはpHが違います。1.4倍は強いです。作業を早く終わらすには科学の力と知識・経験が必要です。

薬品をかけるだけではこびりついた汚れは落ちません。温度や擦ることで落とすことができます。道具も大切でマイクロファイバーや激落くんなども使用します。